ビットコインという仮想通貨
最近また注目を集めている仮想通貨の「Bitcoinビットコイン」。仮想通貨?ビットコイン??となる方も多いようですが、実はそんなに難しいものではありません。仮想通貨というのは、インターネット上でやり取りが完結する通貨のことです。
ザックリ言うと今までの決済手段を覆す可能性がある通貨。日本でも昨年5月に改正資金決済法が可決され、2017年6月からビットコインでの決済手段として法的に認められます。
でも、ビットコインをどのようにして入手したり、使用したりするのかわからないですよね。そこで今回はビットコインの仕組みやビットコインで出来る事を紹介します。
ビットコインの仕組みと何ができるのか
ビットコインの仕組みをお話しする前に、ビットコインでは何が出来るのかを紹介します。ビットコインで出来ることは主に次にあげる4つです。
・ビットコインの売買で利益を得る投資活動
・買い物の代金の決済手段
・他の人にビットコインを送る送金手段
・少額の寄付や投資を行う手段
出来ることを見ると普通に使っているお金(法定通貨)と違いはないですよね。何が違うかというとお金のように手で触れる実物がないということですが、安全に取引を行うために暗号化技術が取り入れられているので、暗号通貨と呼ばれることもあります。
2008年にビットコインシステムの基礎となる仕組みの論文をナカモトサトシという人が発表し、翌年に実際のシステムが作られました。
ビットコインを支える仕組み ブロックチェーンとは
この仮想通貨ビットコインを支える仕組みは、ブロックチェーンと呼ばれる技術が採用されました。実はこの技術、メガバンクも注目しており、6月の解禁後採用する動きがあるくらいです。
なぜならメガバンクが現在採用しているのは中央のサーバーに預金に関するあらゆる顧客データを集約させて処理をさせるため、万が一中央サーバーが改ざんされたら大変なことになります。ですので、銀行は中央サーバーの保守メンテナンス費用に巨額の資金を入れてセキュリティ対策をしています。
対して、ビットコインに採用されているブロックチェーンは顧客の台帳をネットワークに繋がっている不特定多数のコンピュータに分散させることでセキュリティ対策をするというものです。
難しい話なのでイメージがわきにくいかもしれませんが、簡単に言うと通帳の内容を何百万人いう人が保有しており、1人のデータを改ざんさせても他の情報を照合するとすぐに改ざんされたことがわかるので、不正を行うためには全てのデータを改ざんする必要があり、理論上難しく究極のセキュリティとも言われています。
ここにメガバンクなどの金融機関も着目しており、膨大な中央サーバーに費やすコストを抑える事が出来るので、金融革命が起こることが期待されています。
まとめ
・日本でも2017年6月から正式(法的)に決済手段として認められる。
・ビットコインが出来ることは4つ(投資、決済、送金、寄付)ある。
・ブロックチェーンというビットコインを支える仕組みが金融革命を起こす可能性がある。