大手旅行代理店のH・I・S（エイチ・アイ・エス）は、昨日の２１日から一部店舗で仮想通貨の「ビットコイン」で支払いが可能になりました。
各方面でビットコインでの決済が可能になってきていますが、日本の旅行業界では初の試みとなります。新宿本社営業所で先行導入して、２３日からは都内３８店舗を対象に広げていきます。
利用額の上限額は一件につき２００万円相当としており、エイチ・アイ・エスは「利用状況をみて導入する店舗の拡大を検討していきたい」とのことを発表しています。決済手数料が安いため、利用拡大される可能性に期待してのことだと思われます。
また、ビットコイン決済限定商品（成田発着のソウル3日間やハワイ5日間）なども用意しており、メディア露出も多く、HISには充分な広告となったのは間違いないでしょう。
日本でのビットコインの決済はどちらかというと家電量販店や飲食店のようなお店で訪日外国人向けに行うお店が多いというイメージでいましたが、色々な業界で決済が可能になれば、日本でのビットコインの価値もどんどん上がる可能性が高いですね。
ただし、この2週間ビットコインの相場は中国の取引所が停止された影響もあり、激しく乱高下しており、この辺りが決済に向いているのかという問題点は残っています。しかし、決済手段として流通がされるようになれば益々ビットコイン自体の使い勝手は良くなるので良いニュースには違いないですね。
