アルトコインの現状と今後

8月1日にビットコインのBIP91のロックインが確実視されて以降、8/1に予定されていた敵対的分岐であるUASF(BIP148)が回避されたことで混乱が少し落ち着きそうな様相ではありますが、仮想通貨全体的な影響はどんなものでしょうか。現状有力とされている仮想通貨時価総額が大きいものや人気の高いものについてまとめてみました。

ETH(Ethereum)

ビットコイン(BTC)に次いで知名度が高い暗号通貨と言えるイーサリアム(ETH)ですが、一時、リップルに取引額が抜かれることがありました。しかしその後第2通貨としての時価総額をキープしています。

6月に高値をつけてからはおよそ半値押しの状況になりましたが、現在も地合いの悪さもあり手を出しづらい状況です。チャート分析でも中期的にみると下落トレンドに転換するかという感じの地合いです。ETHはアルトコインの代表格なので、ETHの地合が悪い場合、他のアルトコインも売られやすいという特徴があります。

最近、ウォレットのバグで多額のETHの盗難がありましたが、マーケットへの影響は限定的でした。この事件が極端な売り材料とはなりませんでした。暗号通貨市場では盗難や取引所の閉鎖が度々起こっていますが、基本的にマーケットに与える影響は限定的です。

大々的な見出しで盗難があったなどの記事を見つけても慌てず冷静に情報を集める癖をつけておくのが良いです。

XRP(Ripple)

Ripple社を主体としたもので銀行間取引への採用を狙っている仮想通貨として有名になりました。リップル(XRP)の特徴として、中央集権的に管理されていることが挙げられ、単純な需給が価格に多大な影響を及ぼす非中央集権的な暗号通貨と異なります。Ripple社による様々なオペレーションが行われる可能性があります。

実際に今年5月にはロックアップの発表があり、Ripple社からの大口XRP購入者(主に法人)にはなんと売却制限がかけられた例もあります。5月に瞬間的な高値をつけた後、出来高を落とし戻りが弱い中でズルズルと売られ続けている展開をみせています。上値が重いため、手が出しづらく下げ続けるという悪い循環が続いていますが、ボチボチ反発をしそうな地合いではあり、例えば4月の大陽線の水準まで下落するようなら、買ってみるのも面白いと思います。

他の暗号通貨と比較すると特異性が目立っていますが、なぜか日本人には人気です。売買する場合にはRipple社の発表はXRPのマーケットに対して強力な影響力を持つことを念頭に常にアンテナを張っておかなければなりません。

LTC(Litecoin)

BTCの弟分的な存在であるライトコイン。コンセプトや理念もBTCに非常に類似しており、仮想通貨初期から存在しているアルトコインです。チャートを見てもトレンドラインを保ちながら上昇を繰り返していく、綺麗なチャートを描きながら上昇トレンドで推移しています。最近は前向きなニュースが頻発し、併せて価格を急激に伸ばしていますが、8月1日問題もあり、停滞気味なのは他のライトコインと変わらずです。

4月にSegwitをアクティベートしたことでBTCに大きく先行し、LTCの中心的な開発者であるCharlie Lee1がマイナーを説得して回った結果で、その強力なリーダーシップがプラスに作用しました。また、開発力が急激に向上したことが人気の理由の一つでしょう。

LTCの開発者であるshaolinfry(@shaolinfry)が専業開発者になることを宣言し、Charlie LeeもCoinbase社を退職し、LTCの専業開発者になったことで開発の信頼性という面でグッドニュースだと言えます。

LTCを投機先に選ぶ時の注意点としては、ビットコインに問題が起こったときには退避先に買われやすいという性質があり、またビットコインに資金が戻る時は一定の資金が抜けていく可能性があります。ビットコインのSegwitアクティベーションが確実視されている現時点では、高値掴みとなる可能性も高いので注意が必要です。。

DASH(Dash)

以前はDarkcoinという名前でしたが、Dashと改名した頃から人気も高くなりました。その人気の理由としては、トランザクションの承認が早く、高い匿名性、積極的な開発がされている今後への期待が大きいコインの一つです。

相場環境は頭の重い展開は他のアルトコインと同じですが、他と比較して強含む展開も多く見られ、地合いが悪い中では健闘している印象があり、期待の高さが伺えます。また、最近iOSアプリの審査に通ったようで、ウォレットアプリが誕生しました。

Appleの暗号通貨ウォレットに対する審査は厳しいと有名であり、ホワイトリスト入りした通貨のみしかアプリで取り扱うことを許されていないことも信頼性がアップしている要因かなと思います。

しかし、Dashにもリスク要因があります。日本では金融庁が発表した改正資金決済法の施行が2017/4/1から施行されましたが、マネーロンダリング防止が主目的にあげられており、その猶予期間が6ヶ月とされています。ですので、Dashの匿名性の高い点は規制対象となる可能性があります。

その場合、10月頃には国内取引所ではDASHを取り扱えなくなるということがあり得ます。

MONA(Monacoin)

LTCのフォークとして誕生した日本発のコイン、それがモナーコインです。そのため、今後LTCで改良が行われた場合にはそれらを容易に取り込むことができることが好感されており、最近の大きな動きとしてSegwitの採用がその好例となりました。

MONAの最大の特徴ですが、前述の通り日本発のコインであることが挙げられます。開発者も日本人ですし、情報も英語圏より日本語圏が先んじることがほとんどです。そのため、MONAだけは対BTCよりも対JPY市場のチャートを見るのが効率的でしょう。MONA/JPYの取扱はしばらくzaifだけでしたが、最近になってbitbank.ccでの取扱も開始されています。

そしてMONAの最大の特徴が、コミュニティが非常に強力なことです。通貨そのものへのファンが多く存在しており、外部Webサービスも多数存在しています。MONAで物を売買できるMonappy、Twitterとリンクした投げ銭システムtipmona、投げ銭機能つき掲示板AskMonaなどがあります。

また、最近ではゲーム大会の賞金としてMONAが採用されました。e-Sports業界では日本初の試みですね。上記に挙げた例は全てインターネット上での話ですが、実店舗にMONAのポスターを貼って宣伝するなどオフラインの世界にも目立つようになってきました。

BTCを除くとリアル店舗での可能性をもった暗号通貨はないかもしれません。ほとんどの暗号通貨のプロジェクトが「通貨として使うことができない」という黎明期にある中、今後も日本を中心に人気が出そうな暗号通貨として注目されています。

 

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